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午前4時の歓喜

“新王者”は、開口一番「すみません」と頭を下げた。

想像以上の緊張により満足なパフォーマンスが出来なかったと。

確かにベストパフォーマンスではなかった。

大き過ぎる重圧に必死に耐えながら何とかフリースケーティングを滑り終えたということは明らかだった。

世界選手権3連覇中の王者パトリック・チャンに逆転されることを覚悟した。

しかし、頂点に立ったのは、羽生結弦だった。

ベストパフォーマンスでなくともスポーツ史に残る偉業を果たしたことに、

この選手の天性のスター性と資質、そしてアスリートとしての“強かさ”と“狡猾さ”を感じた。

終わってみれば、勝つべくして勝ったようにすら見える。

それは彼が、初出場の五輪の舞台で自らに流れを引き寄せ、その場を支配したことに他ならない。

氷上の皇帝プルシェンコが欠場したことは、やはりラッキーだったとは思う。

しかしそれは、羽生結弦がプルシェンコに勝つことが難しかったということではない。

プルシェンコの欠場に伴い、メダルを争う他の選手たちが大いに動揺した。

表彰台の枠が突如空いたことで、パトリック・チャンや日本の町田樹を含め、

多くの選手が浮き足立ってしまった印象を受けた。

まわりの緊張感が必要以上に高まる中で、

むしろ羽生結弦は落ち着き、SPで摑み取った“流れ”を手放さずに済んだのだと思う。


本当に素晴らしく、本当に嬉しい“新王者”の誕生だったと思う。

日本勢による複数メダル獲得の可能性も充分にあったので、

あとほんの少しの残念さはあるけれど、町田樹も髙橋大輔もそのパフォーマンスは素晴らしかった。

町田樹は、初の五輪の舞台で自らの「個性」を充分に発揮し、メダルに肉薄してみせた。

そして、髙橋大輔は、様々な障壁を乗り越えた何とか辿り着いた“最後の舞台”で、

長年多くのファンを魅了した彼らしいスケーティングを見せられるまで仕上げてきた。

両者はメダルには届かなかったけれど、「史上最強」と称されるに相応しい代表選手ぶりを見せてくれたと思う。


とても幸福な午前4時過ぎだった。

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