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女子の3枠

フィギュアスケートのエキシビションというイベントは、

他の競技にはない良い伝統だなといつも思う。

先日までの競技プログラムが熾烈であればあるほど、

エキシビションの各選手のパフォーアマンスの感動は増す。

勝者も敗者も、競技者という重しを一旦置いて、一人の表現者としてリンクに降り立つ様には、

いつも多幸感が溢れる。



というわけで、昨日に引き続きオリンピックイヤーの全日本選手権評。

女子シングルの各選手について。



鈴木明子・・・28歳にして初の全日本選手権制覇。しかも熾烈極まるオリンピックイヤーの今大会での優勝は、「見事」としか言いようがなく、圧巻だった。長年の苦難を乗り越えてきた彼女にとって、4年前のバンクーバー五輪出場は自他ともに認めるスケート人生におけるハイライトだったはず。五輪出場を果たして、そのまま引退を決めても誰しもが納得したと思う。しかし、長い間思い通りのスケート人生を歩むことが出来ていなかった彼女にとって、ようやく手にした満ち足りたスケート人生を簡単に手放すわけにはいかなかったのだろう。結果として、彼女は他のどのトップ選手よりも安定したスケーティングを4年間見せ続けた。そうして辿り着くべくして辿り着いた二回目の五輪。この4年間そのものが、鈴木明子というフィギュアスケート選手の「本領」だったのだと思える。


村上佳菜子・・・今大会においてもっとも「頑張った」のは彼女だと思う。長らく“らしさ”を見せることが出来ず低迷したシーズンを過ごしてきた彼女にとって、今回の全日本選手権は彼女のキャリアにおける崖っぷち状態だったと思う。今年19歳の彼女がトップ選手であり続けるために、ソチ五輪の出場は至上命題だった。もしここで五輪出場を逃しくすぶり続けるようなことになっていたら、一気に若手の波に飲み込まれてしまったかもしれない。本当に崖っぷちのところで魅せた彼女の資質はやはり本物で、浅田真央、鈴木明子、安藤美姫が去る女子フィギュアスケート界にとっては、何よりも望んだ「復活」だったと思う。


浅田真央・・・GPファイナルの優勝により五輪代表そのものは一足早く確定させていたとはいえ、やはり今大会のパフォーマンスには不満と不安が募る。「ラストシーズン」と掲げている以上、彼女自身が最も望み続けた「結末」に向けて時間はもう本当に限られている。自らベストパフォーマンスを引き出し、更にプラスαの「価値」を付けることが出来なければ、4年前以上の結果は得られないだろう。彼女の永遠の“好敵手”は、静かに待ち構えている。


宮原知子・今井遥・本郷理華・・・オリンピックイヤーの全日本選手権の激しいせめぎ合いの中で、若い選手たちがしっかりとそれぞれのベストパフォーマンスを見せ、上位に食い込んできたことは、フィギュアスケートファンにとって何よりも嬉しいことだ。特に今シーズンは、黄金期を彩った選手たちが「ラスト」と位置づけてもいたので、その感慨は殊更だった。村上佳菜子を筆頭に、彼女たちがまた新しい黄金期を作り上げていくことを期待したい。


安藤美姫・・・そして「彼女」。今大会のSPで「マイウェイ」の曲に乗って氷上を舞った元世界女王の姿を見て、「ああ、この人は自分が在るべき場所に辿り着いたのだな」と思った。あれやこれやと邪推し揶揄する声も多いが、一体誰が彼女を否定できるものかと思う。個人的には、長年彼女のアスリートとしての不安定さに対して批判をし続けてきた。ただ、だからこそ、彼女が自らの人生をかけて辿りついたこのラストシーズン、そしてラストスケーティングに対して賞賛を送りたい。最後の全日本選手権、FSのプログラムはもっと無難に綺麗にまとめることも出来たはずだ。しかし、安藤美姫が選んだプログラム構成は「勝負」だった。そこには、五輪代表選考会に対しての敬意と、元世界女王としてのプライドが表れていた。すべてを終えた最後の笑顔と涙がとても印象的だった。そのスキャンダル性も含めて、彼女が日本の女子フィギュアスケートの黄金期を牽引したスター選手の一人であることは疑いようもなく、その功績は誰も否定できない。

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