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HOME>ひとりダ・ヴィンチ

“魔王”

この国の政治とそれを担う政治家と呼ばれる人たちの「役割」が、まともに機能しなくなって久しい。

もはや何がどう悪いのかも明確でなく、生業に関係なくすべての“国民”が右往左往している気がする。

そして、不安に苛まれた大衆は、その目の前の混沌から次第に目をそらし始めているように思えてならない。

問題が鬱積し、散らばり乱れ、何をどうしたらいいのか。

そんな不安。



実際問題、もうこんな窮地を救えるのは真っ当な「英雄」などではなく、

大衆を操作し、凌駕する恐るべき“力”を持った「魔王」なのかもしれない。


先日に引き続き、伊坂幸太郎の小説「魔王」を読んで、そういうことを思った。

主人公として登場する兄弟がそれぞれ“超能力”に目覚める様を描いたこの物語は、非・現実的であるが、

そのモチーフがむしろ効果的に現実社会に通じる「危機」を明確にしている。


情報の「検索」のみに没頭し、それに対する「思索」を忘れた現代人が、今まさに直面している危険性。

“真剣に考えて生きる”ということを思い出していかなければ、

現代人は、このまま「日常」と化した濁流に流され呑み込まれていく。


本当に「魔王」が現れるのであればまだいい。

ただそうでなければ、

思索も選択も出来ぬまま、与えられた「結末」にただ押し潰されてしまうだろう。

それは、今僕たちが直面する最も現実的な「悲劇」だと思う。


魔王 (講談社文庫)魔王 (講談社文庫)
(2008/09/12)
伊坂 幸太郎

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