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ハネムーン vol.18「強制的な恋しさ」

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朝起きると、ホテルの部屋からビーチが見えた。

夫婦揃って、早速お腹は減っていたが、とりあずビーチに出て散歩をしてみることにした。

ゴールドコーストのビーチは、サーファーでなくとも波に乗ってみたくなった。


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さてどこで朝食を食べようかとうろうろしていると、マクドナルドを見つけた。

例えば、修学旅行で北海道に行ってマクドナルドに行くのはあまりに勿体ないと思うが、

オーストラリアのこのサーファーの街に来てマクドナルドに入ってみるのは、むしろアリに思えた。

日本とは少し違うメニューに新鮮味を覚えながら、朝マック食べた。

ちなみに元来超健康志向でファストフード嫌いの愛妻は、マクドナルド自体に行ったのも数年ぶりだと言っていた。

朝マックの後は、様々な店舗が建ち並ぶ街の中をぶらつきながら、殆ど買っていなかった“おみやげ”を物色した。

どうにも胡散臭そうな日本人が経営しているワイナリーで試飲をして、

胡散臭さと独特のワインの甘さに負けて自宅用と実家(主に母親)へのお土産用にオーストラリアワインを5、6本買った。

その中の貴腐ワインはずっと寝かしてから何かの時に飲もうと決め、

ハネムーンから2年が経った今現在も飲まずに置いている。

が、保存状態も何も気をつけずにただ物置に入れているので、果たして味がどうなっているかは大いに不安である。


ハネムーンなので、さすがに各方面に何かしらのおみやげを買わないわけにはいかないのが日本人気質。

それを容易に見越すように、ワイナリーのすぐ隣の店は、大橋巨泉がオーナーらしい日本人観光客向けのギフトショップだった。

まんまと巨泉の戦略にはまりおみやげを買った。


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ゴールドコーストで楽しむべき要素は、ビーチで波と戯れながら過ごすか、存分にショッピングをすることなのだろう。

けれど、実質ハネムーンも最終日を迎えた僕らには、はしゃぎまわる元気もなく、懐の余裕もなくなってきていた。



一通りぶらついた後、何故かショッピングモールの中で売っていたにぎり寿司のパックを昼食として買い、ホテルに戻った。

寿司はまずいということはなく、思ったよりも食べられた。

朝マックを挟んでの前夜に続いての日本食。実は日本が恋しくなってきているのだなあと思った。

もしくは、ゴールドコーストという街のあちらこちらで垣間見える明らかな“日本人観光客向け”な雰囲気に、

半ば強制的に自国を思い出さされたのかもしれない。


ところどころで見受けられる完全な日本語での表記や、バリバリの日本人スタッフの応対は、とても海外旅行初心者の者にとってとても助かるけれど、

なんだかな~、と思った。


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