ひとりドラマ

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おとなは秘密を守る

カルテット

極めて面白いドラマだった。

愛も罪もひっくるめて、人間の艶めかしさを、ひたすらに描き連ねていく物語だった。

“白黒”はつかない。

なぜなら、「自由を手にした僕らはグレー」だからだ。

そう、案の定というか、当然というか、

答えは最初から素晴らしすぎるエンディングテーマに表れていたのだ。
(椎名林檎の見事な仕事に脱帽)

言わずもがな、“カルテット”を演じた4人の俳優がみな素晴らしかった。

満島ひかりも、松田龍平も、高橋一生も、それぞれが一つの高みに登る演技をしていた。

が、最終的には主演女優の独壇場だった。

松たか子の不意に見せる瞳の漆黒に、光と闇が等しく入り混じっていた。

その塩梅は、このドラマが繰り広げた光と闇のバランスと合致し、

色々と見どころの多いドラマだったが、

気がつけば、

最初から最後まで「支配」していたのは、

松たか子だったなと思い知り、恍惚となる。


 


あまりに満足したので、もうしばらくはテレビドラマを見ることはないだろうなあ。と、思う。

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「トットてれび」

NHKの土曜ドラマ「トットてれび」が素晴らしかった。

当初は、「満島ひかりが黒柳徹子を演じるのか、ふーん。」といった印象だったが、

このドラマを観て、黒柳徹子という人がいかに魅力的であり、

いかに魅力的なこの国のテレビ史を生きてきたかを実感した。


渥美清と、坂本九と、笠置シヅ子と、三木のり平と、植木等と、向田邦子と、そして森繁久彌と。

日本のテレビ史、芸能史における「偉人」たちと共に“時代”を生き、

そして、彼らを見送った彼女の人生。

なんて特別な人生なんだろうと思った。


昭和テレビ史を彩った偉大な人物たちを演じた俳優たちがみんな素晴らしかった。

どの俳優も、改めてそれぞれの人物の伝記映画で主演してほしいと思った。


ただやはり、圧倒的に素晴らしかったのは、黒柳徹子を演じた満島ひかりだ。

勿論、現役バリバリで存命している黒柳徹子というあまりに有名な人物の、

存在と人生そのものを体現したこの女優の力量は本当に計り知れない。

黒柳徹子の独特の喋り方と“間”を完璧に再現した上で、

偉人達と織りなす極上のドラマティックを生み出していた。凄い。


映画ファンとしては、映画作品として観たかったと一寸思ったが、

いやいや、この“テレビ史”だけは、テレビで放映されなければ嘘だよな。

だったら、“朝ドラ”で、もっとたっぷり観たかった!





彼女たちの人生

「フルハウス」の20年ぶり続編「フラーハウス」の1stシーズンを観終わりまして。

感想としては、非常に満足している。

“3人の父親と娘たち”が織りなすホームドラマだったオリジナルの設定を、

成長した娘たちによる“3人の母親と息子たち”にのホームドラマに転換してみせた基本設定自体巧いと思えたが、

それを単なる二番煎じにすることなく、“母親”=“女性”だからこそ生じる葛藤や心の機微を、現代的なバランスを含んで匠に紡ぎだしていると思った。

ただただ幼い娘たちの成長が愛らしく、父親たちの奮闘が愉快だったオリジナルのテイストをきちんと引き継ぎつつも、

大人の女性ならではの問題意識を多分に盛り込んだストーリーテリングは、

時に辛辣で、時にアダルトである。

コレは放送媒体が「Netflix」というネット媒体に移ったことも大いに影響していると思う。

かつて「フルハウス」は、日本ではNHKで放映されていたわけだが、「フラーハウス」のNHKでの放映は正直難しいのではないかと思う。

それくらいこの続編の内容は、オリジナルに対して似て非なる。

評価は賛否両論あったようだが、個人的には断然「賛」だ。

幼女だった子役たちは、それぞれの長く厳しい時を経て、美しい大人の女性へと成長している。

きっと実生活においても人生の機微を経て、あの“ホーム”に戻ってきたのだろう。

ならば、そこには彼女たちに相応しい人生の味わいがあって然るべきだ。

めでたく2ndシーズンの製作も決まったようで、放送が待ちきれない。


ドラマ短評

11月もどんどんゆく。

今年もあと2ヶ月を切って、公私ともに日に日に忙しくなることが確定している。

そんな忙しいクールに限って、民放のテレビドラマが珍しく面白かったりするから参る。



池井戸潤原作の「下町ロケット」は、評判通りに面白く、毎回の胸熱展開には思わず「ズルい」と言いたくなる。

日本が誇るべき“ものづくり精神”を浮き上がらせてくる描写には、やはり胸を熱くせずにはいられない。

そして、技術者としての矜持と、経営者としての責務との狭間で葛藤する主人公と、

それを取り巻く人間模様も非常に興味深い。

キャスティングの妙が光るドラマで出演陣はみな印象的な演技を見せてくれている。

安田顕も、立川談春もいいが、

個人的には吉川晃司演じる“財前”(今のところ敵役)の、

表面的なギラギラしたキャラクター性に反して非情になり切れない人間臭さがたまらない。

まだ3話目なので、この先さらに盛り上がってくることは間違いないだろう。



もう一つは、「おかしの家」

オダギリジョーと尾野真千子が共演すると聞けばとりあえず見ないわけにはいかなかった。

深夜ドラマらしい“ゆる系”の人情ドラマで、名作「深夜食堂」の二匹目のドジョウを狙っていることは明らか。

「深夜食堂」に勝るとはとても思わないけれど、世界観と語り口は決して嫌いじゃない。

駄菓子屋の裏で昔馴染みと共に、童心に反る日々を送る主人公たちの姿は、何とも自堕落で、滑稽だ。

だが、“童心に返る”ということは思っている以上に「覚悟」がいることだということを、ふいに突きつけてくる。

今後の展開とゲストキャストに期待。

演出・脚本が石井裕也監督なので、奥方の満島ひかりがきっと出てくると密かに期待。


TBSドラマは相変わらず攻めてていいな。

ああ、忙しい忙しい。

高等遊民

低迷続くフジテレビの月曜9時のドラマ枠、

いわゆる“月9”の、“ラブストーリー”を最後まで観たのは一体いつぶりだったのかと、

ウィキペディアで調べてみた。

2005年の「スローダンス」(妻夫木聡・深津絵里)以来らしかった。


そもそも、テレビドラマは年間で2、3作品しか観ないのだが、

今期の“月9”「デート〜恋とはどんなものかしら〜」は、物凄く良かった。


“恋愛不適合者”を自認する主人公二人が織りなす奇天烈な恋愛模様は、

ひたすらに可笑しく、可愛らしく、愛すべき人間味に溢れていた。

「恋とはどんなものかしら」とタイトルに掲げ、導き出された帰着点は、

人間の感情において、とても理にかなっていて、感動的だった。


気鋭の脚本家が初めて描き出したラブコメは、作品として幸福なものに仕上がっていたと思う。

良い脚本家とは、世の中の理に対して誠実な人間模様を描ける人のことだと思う。

エキセントリックでも、非現実的であっても、人や世の理にかなっていれば、

観ている人たちは、キャラクターに感情移入するものだ。

特にそういう部分において、

脚本家「古沢良太」は、今最も信頼できる脚本家だと思う。


杏、長谷川博己をはじめとし、キャストも最高。脚本も最高。


ああ、“藪ロス”になりそう。(主人公・藪下依子)

きっと、スペシャル版があるよね。

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