ひとりごとのハネムーン

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  2. 2011/09/10 ハネムーン vol.20(最終回)「幸福な旅のはじまり」
  3. 2011/09/10 ハネムーン vol.19「最後の夜」
  4. 2011/09/07 ハネムーン vol.18「強制的な恋しさ」
  5. 2011/09/04 ハネムーン vol.17「雑多な街の夜」
  6. 2011/09/03 ハネムーン vol.16「ゴールド・コーストへ」
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ハネムーン vol.20(最終回)「幸福な旅のはじまり」

ハネムーンもついに帰国の日を迎えた。

予定通りに午前3時頃に起きて、身支度をした。

ホテルから見える風景が徐々に明るくなっていく様子を名残惜しく眺めながら、何枚も写真を撮った。


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数日ぶりにブリスベンの空港に着き、滞り無く搭乗手続きを済ませた。

朝食を食べていなかったので、空港内で軽食をとることにした。

オーストラリアドルの残金が本当に残りわずかなことに気づき、何なら食べられるかとあたりを見回し、

生まれて初めて「SUBWAY」に入った。

初めてだったので、サンドウィッチの具材をチョイスしていくシステムがよく分からず、

当然英語でのやり取りなので、夫婦揃って苦労して残金で買えるだけのサンドウィッチを注文した。

もう少しで、超ロングなサンドウィッチが出来上がってしまい、「お金がない」と恥をかくところだった。

さすがに、今や世界一の店舗数を誇るファストフード店だけに、

最初にこの空港に降り立った時に食べたサンドウィッチとは比べ物にならないくらい「普通に」美味しかった。



腹ごなしを済まし、出発までの時間を過ごした。

空港は当たり前のように人で溢れていて、いろいろな人がいろいろな感情を見せていた。

大家族が、外国に旅立つのであろう父親の見送りをしていて、泣いたり、笑ったりしている。

カラフルな服を着た子供たちが無邪気に通り過ぎて行く。

ハネムーンらしい東洋人の新婚夫婦が先住民族をかたどったオブジェの前で写真を撮っている。


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世界中にはいろいろな人がいて、今この瞬間も無数の人たちが、旅立ち、どこかに辿り着いている。

人生は旅のようなものだとよく言う。確かにそうだと思う。

世界中の一人一人が、自分が辿り着くべき場所に向かって、

楽しみながら、苦労しながら、人生という旅行をしているのだと思う。



唯一無二のパートナーを得て旅立った幸福なハネムーンは終わろうとしていた。

ただ、このハネムーンそのものが、新たな「旅」のスタートだなということを、

行き交う人々と、隣に座る愛妻を見ながら思った。



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搭乗のアナウンスが聞こえた。

「さあ、帰ろう」

と、思った。
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ハネムーン vol.19「最後の夜」

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ゴールドコーストで宿泊したホテルは、決して豪華なホテルということはなかった。

中の中くらいのレベルだったと思うが、プールは設営されていたので、

パック寿司を食べた後の午後はプールで過ごした。

浅いプールで少しだけ遊び、プールサイドのベンチシートで日光浴をした。

降り注ぐ木漏れ日を見ながら、オーストラリアの空も見納めだと思い寂しくなった。


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日が傾き始めたので、再びビーチまで行き、砂の上を歩いた。

広大なビーチでは、様々な年齢の人々がおもいおもいの時間を過ごしていた。

世界中には色々な人がいて、それぞれが色々な人生を送っているのだなと、ものすごく当たり前のことを思いながら、

日が沈みかけてビーチ全体が陰ってくるまで、僕たちもそこで過ごした。


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さていよいよハネムーンも“最後の晩餐”を迎える時間が近づいてきた。

最後の夜は何を食べようかと思いめぐらし、そういえば食べていなかったことを思い出し、

オージービーフのステーキを食べに行くことにした。

ガイドに紹介されていたお店にドキドキしながら入ると、当然のように日本人の店員がいて、すべて日本語で注文出来た。

どうやらその店の経営者も日本人らしく、つくづく、日本人が来やすい場所だなあと思った。

ボリューミーなステーキは、日本人向けに味付けされているのか知らないが、とても柔らかく美味しかった。


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最後の晩餐を満足して終えて、腹ごなしに夜の街をぶらつき、アイスクリームを食べた。

前夜と同じくお酒を買おうと思い酒屋に寄ったのだが、

入り口でいかつい店員に止められてパスポートの提示を求められた。

前夜はそんなことは何も求められずすんなりワインを買えたので、とても戸惑った。

あいにくパスポートはホテルに置いてきてしまっていたので、諦めてそのまま帰った。

翌朝は午前3時に起きて空港に向かわなければならなかったので、残念だったが早く眠ることにした。


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そうして、ハネムーンの最後の夜を終えた。


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ハネムーン vol.18「強制的な恋しさ」

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朝起きると、ホテルの部屋からビーチが見えた。

夫婦揃って、早速お腹は減っていたが、とりあずビーチに出て散歩をしてみることにした。

ゴールドコーストのビーチは、サーファーでなくとも波に乗ってみたくなった。


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さてどこで朝食を食べようかとうろうろしていると、マクドナルドを見つけた。

例えば、修学旅行で北海道に行ってマクドナルドに行くのはあまりに勿体ないと思うが、

オーストラリアのこのサーファーの街に来てマクドナルドに入ってみるのは、むしろアリに思えた。

日本とは少し違うメニューに新鮮味を覚えながら、朝マック食べた。

ちなみに元来超健康志向でファストフード嫌いの愛妻は、マクドナルド自体に行ったのも数年ぶりだと言っていた。

朝マックの後は、様々な店舗が建ち並ぶ街の中をぶらつきながら、殆ど買っていなかった“おみやげ”を物色した。

どうにも胡散臭そうな日本人が経営しているワイナリーで試飲をして、

胡散臭さと独特のワインの甘さに負けて自宅用と実家(主に母親)へのお土産用にオーストラリアワインを5、6本買った。

その中の貴腐ワインはずっと寝かしてから何かの時に飲もうと決め、

ハネムーンから2年が経った今現在も飲まずに置いている。

が、保存状態も何も気をつけずにただ物置に入れているので、果たして味がどうなっているかは大いに不安である。


ハネムーンなので、さすがに各方面に何かしらのおみやげを買わないわけにはいかないのが日本人気質。

それを容易に見越すように、ワイナリーのすぐ隣の店は、大橋巨泉がオーナーらしい日本人観光客向けのギフトショップだった。

まんまと巨泉の戦略にはまりおみやげを買った。


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ゴールドコーストで楽しむべき要素は、ビーチで波と戯れながら過ごすか、存分にショッピングをすることなのだろう。

けれど、実質ハネムーンも最終日を迎えた僕らには、はしゃぎまわる元気もなく、懐の余裕もなくなってきていた。



一通りぶらついた後、何故かショッピングモールの中で売っていたにぎり寿司のパックを昼食として買い、ホテルに戻った。

寿司はまずいということはなく、思ったよりも食べられた。

朝マックを挟んでの前夜に続いての日本食。実は日本が恋しくなってきているのだなあと思った。

もしくは、ゴールドコーストという街のあちらこちらで垣間見える明らかな“日本人観光客向け”な雰囲気に、

半ば強制的に自国を思い出さされたのかもしれない。


ところどころで見受けられる完全な日本語での表記や、バリバリの日本人スタッフの応対は、とても海外旅行初心者の者にとってとても助かるけれど、

なんだかな~、と思った。


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ハネムーン vol.17「雑多な街の夜」

ぶらぶらとゴールド・コーストのホテル周辺を歩いていると、さすがに色々な飲食店が並んでいた。

お決まりのイタリアンから中華、韓国料理、ベトナム料理まで様々だった。

その中に当然のように日本料理の店もあった。

今から考えると、ゴールド・コーストまで来て敢えてそれを選ぶ必要性もなかったと思うが、

あまり悩むことも無く僕たち夫婦は、居酒屋風の日本料理の店に入った。

どうやら、空腹が過ぎて出来るだけすんなりと惑うこと無く“ごはん”にありつけることを最優先に考えたらしい。

慣れない海外旅行の日々で、美味しいのだけれど似たり寄ったりのメニューに飽きがきていたことも否定出来なかった。

当然ながら日本人が経営しているその居酒屋で出てきた料理は、お世辞にも質の高いものではなかった。

けれど、何の戸惑いも無く“出し巻き卵”などと注文出来ることは、やはりストレスが無く色々な意味で気楽だった。

ある意味、オーストラリアで堪能出来る日本料理らしいメニューを食し、割高な日本のビールは避けて軽く飲んで、店を出た。


実質その夜は、このハネムーンでゆっくりできる最後の夜だった。

飲み足りなかったので、スーパーと酒屋に寄り、ワインと軽食を買って帰った。

まさに欧米文化らしい大容量の食料品が並ぶスーパーの店内は、いつも観ている映画によく出てくる風景で、地味に高揚した。


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まだまだ賑わう夜のゴールド・コーストの街並は、良い意味でも悪い意味でも雑多な感じがして、

ハネムーンの最中で深く踏み込む勇気はなかったけれど、色々な刺激が溢れていそうな場所だった。

海外旅行自体が初めての者にとっては、勇気を出して入った酒屋で買ったスパークリングワインをホテルで飲むことが精一杯だった。


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ハネムーン vol.16「ゴールド・コーストへ」

文字通り「楽園」のようなハミルトン島を後にし、オーストラリアの本土に戻り着いた。

残りの2泊は、ゴールド・コーストで宿泊することになっていた。

“ゴールド・コースト”という地名はもちろん知っていたけれど、

そこが一体どういう場所なのかは具体的なイメージがほぼ無かったと言える。

自分の性格を鑑みて振り返ってみると、よくもまあ行く先々の下調べを殆どせずに、人生初の海外旅行に臨んだものだなあと不思議に思う。

あれやこれやと余裕が無かったことも確かだし、“ハネムーン”という名目にただただ浮かれていたのかもしれないなと、今となっては思う。


ハミルトン島から帰り着いた空港からゴールドコーストまで、ツアーのマイクロバスで数時間の移動が必要だった。

オーストラリアのハイウェイの景色は、はじめは新鮮だったが、一時間程経つとマイクロバスの決して快適ではない乗り心地も手伝って、次第に飽きてきた。

疲れたからといって眠るのも勿体ないし、想定外の“暇”を埋め合わすための手段も持ち合わせていなかった。

そうこうしていると、愛妻が「気分が悪い」と伝えてきた。

到着まではまだ1時間以上あるらしく、途中休憩する予定もないらしい。

どうしたものかと思いつつ、何せ“結婚”をして数日なので、ここはしっかりと頼りになるところを見せなければと思い、

マイクロバスの狭い車内にひしめくその他のカップルの間を縫って、運転手の所まで行き、

「妻が気分が悪いので止めてくれ」と伝えた。

とか言うと、まるで外国人の運転手に対して、つたないが気持ちのこもった英語で伝えたようにも聞こえるが、

何のことは無く、運転手はバリバリの日本人で、僕が持ち前の人見知りの壁を必死に越えて伝えただけの話だ。

まあとにかく、ハイウェイの途中だったが予定外に下りてもらい、近くのショッピングモールに寄り、愛妻は回復した。


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そんなこんなでようやくゴールド・コーストに辿り着いた頃には、日はもうとっぷりと暮れていた。

宿泊先のホテルに入り、夜景を見て、すぐ近くに聞こえる波音を感じた。

ほぼ移動しかしていない一日で疲れていたが、その分お腹も減っていた。

どこで夕食を食べればいいのか何も分からなかったが、とりあえず街に繰り出すことにしてみることにした。


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